2011年12月20日

医療費助成制度

先日、寝違えで2回施術を受けられた方が3回目に夕方来院されました。

当院は夕方から予約診療で、その日は完全に予約が埋まっていたのでその旨説明しお詫びした所、「治療は必要ないねん。シップだけ欲しいねん。」

この方はある医療助成制度を受けておられる患者さんで、1保険医療機関で3回目からは実費負担がなくなるのです。

「うちは病院ではないので、シップをお渡しすることはできないんです。」と説明すると

「え〜。整骨院でもよそではくれるらしいけどな〜。じゃいつも行ってる病院行くわ。」とおっしゃる。

その方、まだシップが必要とは思えませんでしたが、本人がそうおっしゃるのだからそうなんでしょう。

ただ、こういったケースは非常に多くあるのではないでしょうか?

通常の保険診療なら、実費負担を払ってまでシップを貰いにはいかないと思います。

ほとんどの生活保護や医療助成を受けておられる方は、本当に困ってはると思うのですが、中には悪用しているたちの悪い人間がいることも事実です。

当院では現在、生活保護の医療券の方は病院に行って頂くようにお願いしているのですが、以前医療券で施術をさせてもらっていた方が、自家用車で来院されて、携帯電話で話しながら院内の待合におられ、注意させてもらったという事もありました。

もちろんこんな人はごく一部だと思います。

本当に助成が必要な多くの人たちにとっては、非常に腹立たしいでしょう。

まして、真面目に市府民税や年金、健康保険料を払っている大半の人にとっては、不公平と感じるのは当然だと思います。

現在、国民年金保険料を払っていない人たちが、将来無収入になったらどうなるんでしょうか?

やっぱり生活保護として、税金を使う?

橋下さんお願いしますよ!  この国を変えて!


posted by masa84 at 11:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 施術日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前介護の仕事をしていたので、とってもよくわかります。
保護費と、医療券とお薬とお医者に行くタクシー代と、介護費用もろもろ合計すると、公費を1ヶ月で百万円近く使っている方がいましたが、私たちそんなに住民税払ってないのに、どうやって賄ってるんやろ…と、カンファレンスの時に、市の担当の方に「一市民として疑問に思います」とか意見させていただいたこともあります。
家族が持ち家で目と鼻の先に住んでおられるのに、保護を受けていて、現金(おこづかい)をいつも数十万円持っている方もいました。

一生懸命働いて税金を納めているこちらとしては、むなしくなりますね…。
橋下さんにがんばってもらいましょう!!
Posted by いぬちゃん at 2011年12月21日 13:53
いぬちゃんさんコメントありがとうございます。現場で仕事していると、この国の保険年金制度の矛盾に憤りを感じます。橋下さんが国政に打って出たら、間違った方向かもしれませんが、まずは変化が起こりそうです。真のリーダーになるにはまだまだ経験が必要でしょうが、期待しましょう。(なんで上から目線やねん)
Posted by 煖エ at 2011年12月21日 17:11
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