朝自宅にて転倒し、腰をねじったようで、ご主人に抱えられるように来院。
物につかまれば立つことは出来るが、歩行はほとんど不能の状態。
負傷状況と痛む場所から、原因を推測し
まずベッドに寝かせるため、骨盤を操作して足踏みをさせると、少しづつ動けるようになり
とりあえずベッドに寝ることが出来た。
結論から言えば、仙腸関節の捻挫。
後は、仙腸関節のズレの方向を確定し、修正しつつ関節を閉める手技を行う。
これで痛みは残るが、一人で歩いて帰宅出来た。
結局2回治療を行い、3日後から仕事に復帰された。
ギックリ腰にも多種多様な原因があり、今回のような場合は、足首やヒザの捻挫と同様に関節の変位を修正して、固定してやればいいのです。
ただし、高齢者の場合は圧迫骨折や大腿骨骨折があるので、鑑別はしっかりしないといけません。