2例は前屈時と患側の股関節を屈曲した際の仙腸関節の痛みで、骨盤の操作と動作法で簡単に解消。
一人は後屈時にL3/4/5付近の痛みで、マッケンジー法と大腰筋アスター骨盤操作にて解消。
一人は以前椎間板ヘルニアの診断を受けており、今回も母趾背屈の筋力低下とSLR40度と神経根症状を呈しており、少し苦労しつつも回復してきており治癒も近いと思います。
ただ、残る一人がかなり重症で、主訴が座位からの立ち上がりと、寝返り、前後屈はもちろん、右足荷重で、すべて仙骨上部に激痛が走り、側臥位で股関節を屈曲すると痛むが、仙骨を後傾させたほうが楽になるという症状。
二回治療したが、歩行が楽になった程度でした。
アプローチは多裂筋と大中殿筋をメインに緩め、骨盤を操作しながら探っていますが、起立筋の緊張が強く、多裂筋が緩んでないように思います。
肩甲骨の可動も悪いので、それも良くしないといけないかもしれませんね。