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2010年05月19日
右肩があがらない
2週間前より右肩があがらなくなった70代男性。一週間前整形外科で頚のレントゲンを撮り「骨には異常ないですね。肩こりのようなのでしっかり運動して下さい」と言われ一週間言われたような運動をするも変化なく当院を受診。検査すると、痛みはないが右上肢のかなりの筋力低下に驚き、他動的には動かせるものの自動運動では、屈曲外転とも90度以上あがらない。オーソぺディックテストではやはり頚椎の異常はなく、あとはどこで神経を圧迫しているかなのですが、斜角筋に緊張があったので、それに狙いをしぼり緩めていく。こういった急な筋力低下は深追いは禁物なので、三回をめどに治療する事とした。一回目と二回目ではあまり大きな変化はなかった。リミットの三回目、今まではAKAの手法などで、少し強めの刺激で効果があまりなかったので、かなりソフトな刺激で緩めていくとものすごい改善が見られ、屈曲150度まで自動であがるようになった。まだ完治ではないので、通院をお願いしていますが、今回のケースでは、患者さんが体格が大きく筋肉も固かったので、少し強めの刺激を行ったが、改善がない場合はすぐに視点を変えていかないといけないということでした。キーワードは優しくタッチです。
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