2010年03月11日

湿布について

我々柔道整復師は湿布を使います。また患者さんから正しい使い方をよく聞かれます。そこで今日湿布について説明したいと思います。
湿布には大きく分けて、パップ剤とプラスター剤とにわかれ、簡単にいうとパップは水分を多く含む分厚いものでプラスターはうすいものです。その有効成分には色々ありますが、鎮痛消炎作用としてインドメタシン(バンテリン)フェルビナク(フェイタス)ケトプロフェンなどがありますが、ケトプロフェンに関しては一般薬としては認められておりません。あと比較的作用の弱いものとしてはサリチル酸メチルがあります。





シ布 001.jpgこれは久光製薬のモーラステープ。処方薬としてよく使われます。特徴は24時間効果が持続するところですが、日光にあたると光線過敏症を起こすといわれています。有効成分のケトプロフェンはプロスタグランジンという痛みを感じさせる物質の合成を阻害させるため、鎮痛に働きますが、プロスタグランジンは消化管の粘膜を保護する粘液を出す働きに関与しているため、消化管の潰瘍を起こす危険性もあります。あくまで長期の使用によるものですが。もちろんインドメタシンにも同じ潰瘍の危険性をはらんでいます。





シ布 003.jpgこれは私達柔道整復師がよく使用する比較的安価なものです。なぜならサリチル酸メチルは鎮痛効果があまり期待できないからです。その分副作用も少ないです。トコフェロール酢酸エステルはビタミンEと思ってもらえばいいです。ビタミンEは血流改善に働きます。





シ布 002.jpgこれは温感タイプのもの。あくまで温かく感じるだけで、暖めるわけではありません。トウガラシエキスが皮膚表面を刺激するため、そう感じるのです。




結論として、鎮痛効果の高いインドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェンなどを含むものの長期の使用は、明らかに辞めた方がいいですね。これらの有効成分は筋肉の弾力を低下させ、関節の負担になってくるともいわれています。もちろんその他の湿布も長期の使用で、皮膚のかぶれや、パップ剤表面のジェル成分により熱を奪われ、結果的に関節や筋肉の冷えにつながるものと思われます。また温感と冷感どちらが・・・という質問ですが、私的な意見を言えばどちらもそれほど変わらないと思います。捻挫や打撲をした直後などは、冷感にしといた方が無難でしょう。要するに湿布というものは、急性期にのみ使用するのであって、慢性痛にいつまでも使わない方が良いという事です。



posted by masa84 at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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